したまちプロジェクトは、いままであるようでなかった新しいタイプの事業会社です。
代表取締役社長は、日本の伝統芸である飴細工を受け継ぐ職人で、東京の下町に2店舗を展開するあめ細工吉原の代表取締役社長でもある吉原孝洋です。そこに映像・ゲーム・音楽・文章・写真などコンテンツの企画制作やそれらを活用したメディア運営、アーティストのマネージメントや企画プロデュースを得意とする経験豊富なメンバーが集まりました。
伝統的な飴細工職人と現代的なコンテンツマネージメントの専門家がタッグを組むなんて、ちょっとミスマッチな印象があるかもしれません。でも、そのミスマッチなところにこそ、新たな価値が生まれていく土壌があるのだと、私たちは考えています。
したまちプロジェクトの強みは、谷根千と呼ばれる千駄木と谷中にあめ細工吉原がしっかりとした拠点を持っていることです。この下町エリアには、江戸文化の伝統を受け継ぐ店舗や活気のある商店街が健在で、お祭りも盛んです。アスファルトの道路の下に、いまも江戸東京の魅力が地続きで息づいている、そんな街です。大都会東京の中心近くにありながら、日本人が暮らしの中で時代を越えて受け継いできたナチュラルで心地よいライフスタイルや価値観がいまも日常生活の中に生き続けているエリアとも言えるでしょう。
こうした谷根千エリアを拠点にあめ細工吉原が長年にわたって培ってきた伝統的な技術やブランドの信頼感、地元を支える人のつながりなどを生かしながら、下町のあらゆる魅力的な「モノ」や「コト」をコンテンツとしてとらえてオリジナルで新たな価値を作り出し、街作りやライフスタイルの提案につなげていきたい-。したまちプロジェクトは、こんな未来図を描いて設立されました。
それはオリンピックとパラリンピックが開催される東京2020を間近に控えたいま、江戸東京の良さを大切に守りながら、それを古くて新しい文化として世界に発信していくことにもつながっていくはずです。
したまちプロジェクトは江戸東京の伝統的な魅力にオリジナルで新しい価値を加え、メディアやインターネット、常設の店舗を含めた体験型イベントなどを通じて「モノ」や「コト」を発信し、新商品の開発・販売、イベント事業などによる良質な「時間」と「空間」を作り出していきます。こうした事業活動によって、いまの時代にマッチした心地よくて笑顔あふれる街作りとライフスタイルの提案につなげていきたいと考えています。
あめ細工吉原 http://ame-yoshihara.com